初期の虫歯を治療しないのはなぜ?

初期の虫歯が歯医者さんで発見された時、「このまま様子を見ましょう」と言われることがあります。


「虫歯があるのに治療しなくていいの?」と思いますよね。


では、初期の虫歯を治療しない理由についてご紹介していきます。


歯には自然治癒するシステムがある


虫歯のごく初期の段階であれば、歯は自然治癒します。歯は、食事をするたびに、脱灰(だっかい)と言って、実は溶けています。


しかし、唾液により溶けた部分が修復される再石灰化(さいせっかいか)というシステムが本来備わっているため、溶けた部分が自然と戻るのです。


この自然治癒するシステムにより、ごく初期の虫歯であれば、削らなくても治るので、歯医者さんではそのまま様子を見ることがあるでしょう。


再石灰化のための条件がある


ごく初期の虫歯が自然治癒するには、いくつかの条件がお口の中で整っていなければなりません。


例えば、しっかりと歯磨きをしてお口の中を清潔な状態に保つ必要があります。いくら自然治癒するからと言って、初期の虫歯を歯磨きも丁寧にあてずに放置すれば、虫歯はどんどん進行していくからです。


また、フッ素は再石灰化を促すとされています。ですから、フッ素入りの歯磨き粉を使用することもおススメです。


歯は、削るたびに弱くなりますから、初期の虫歯が見つかって削らなくても良い場合、しっかりと歯磨きをして自然治癒を目指しましょう。


キシリトールは本当に虫歯予防に良いの?


歯にはキシリトールが良いと聞かれたことがある方は多いことでしょう。


キシリトール入りのガムを歯のためにと意識的に噛んでいる方もおられるかもしれません。


では、キシリトールは本当に虫歯予防になるのかをご紹介します。


キシリトールって何?


キシリトールは、野菜や果物から合成される天然の甘味料です。本来、虫歯菌は、糖を栄養として酸を作り出し、歯を溶かし虫歯となります。


しかしキシリトールは、他の糖分と異なり虫歯菌の栄養とならないとされています。そのうえ、虫歯菌の活動を抑える働きもあると考えられていますし、歯の再石灰化を促す効果もあるのです。


キシリトールの選び方


キシリトール入りなら何でも良いというわけではありません。キシリトールが50%以上含まれているものを選びましょう。


そして、キシリトール以外の糖分が含まれていると虫歯の原因となりますから、シュガーレスのものを選んでください。


キシリトール入りガムを噛む時、唾液の中にキシリトールが出ますから、5分ほどは噛み続け、唾液がお口全体に行き渡るようにしましょう。


そして、ガムを噛むのは歯磨き後がおすすめです。さらに、習慣的に続けることで効果が発揮されますから、継続的に続けるようにしましょう。

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